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嫉妬の闇に潜む蛇




第八話「魅惑の乙女セデューサ!」

脚本 村山功  演出 石黒育

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セデューサ登場編。というより桜子さん登場編といったほうがいいか。そして遂に宍戸留美完全登板!僕は『ご近所物語』がたいへん気に入っていたので(もちろん、おんぷも)、彼女がPPGZに出てくれただけで正直嬉しい。最近の活動にはどうかと思うところもあるが、演じたキャラクター達に罪は無いのだ。

ゴリゴリに凝り性な村山脚本を、総監督の石黒が演出と、まさに最初期編のラストを飾るにふさわしい一篇。あちらのPPGZファンサイトではベストエピソードに選ばれていたりしたものだ。ちなみにワースト1は1話。あれはちょっとスルメ過ぎてジンガイさんには厳しいかな。物凄く時間をかけたという声優さんの演技も込みだから、吹き替えではあの独特な間合は理解しがたいだろう。それにしても劇伴まで変えられているのはもったいないですね。PPGZは音楽ありきな面もありますから…(ブラザー回で挫折しそうになった自分を再び視聴させる気にさせたのは"しかし音楽は良かった"というのがあったからだ)労せずしてオリジナルを楽しめる我々はラッキーなのです。


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"今日のお話はパワパフZが誕生した日から始まります"

と、博士のナレーションからスタート。

「毎日食べても飽きが来ない控え目で上品な甘さのクリームあんみつ…もはや芸術品です」

激賞し、ぜひ市の観光スポットとして紹介したいというベラムの話を断る。


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「前にもいいましたように、これ以上お客さんが来ると困るんです。」
 
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「キチンとしたお菓子をお出ししないと天国の両親に叱られますから」


いきなりの重い情報だが、やはり、ケンの母親・みやこの両親もこの時点では亡くなっている設定になっていたのではないか。セリフ含め、そうでないと不自然な点が多すぎるのだ。そんな暗さを背景に持つことが初期独特のムード形成に一役買っていたのかもしれない。
 

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(荘一郎さんと目があってしまった…心臓が止まりそう。きっと今私の顔は真っ赤だわ。恥ずかしい)

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(桜子、何を自惚ているの。荘一郎さんはミス・ベラムが好きなのよ)

乙女のモノローグが続く中、スイーツ怪獣登場。

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「両手いっぱいのお菓子。こんなに幸せでバチが当たらないかしら?怖いわ~」

この直後、バチではなく白い光が当たることになる。

そこへ、ベラムに市長から氷山出現についての連絡が。慌てて飛び出すベラム。ハンドバッグを落とし、中身をまき散らしてしまうが、急いでいるため、そのままその場を去る。


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(ああ、二人きりのこの状況、緊張してどうにかなりそう) 

荘一郎と一緒にハンドバッグの中身を集める桜子。


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思いがけず手を触れてしまう二人

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だがすぐにベラムを追って出て行ってしまう

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ベラムの残した口紅を複雑な面持ちで見つめる


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その時氷山が爆発し、街中に黒白の光が散らばる

シナリオでは、ケミカルZ発射から、ももこが白い光を浴びるところまで描くつもりだったようだ。


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「あんなに急いで、張り切ってミス・ベラムを追いかけちゃって」

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「ミス・ベラムに届け物するのがそんなに嬉しいの?」

グッと口紅を握りしめる。

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「そんなにミス・ベラムみたいにセクシーな人がいいわけ?」
「何よ、何よ、何よ!」

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そこへ黒い光が直撃

「キャーーーーーッ!!!」
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嫉妬心が黒い光を引き寄せ、悪の種子を植え付けられる桜子


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桜子の設定

なお、初期設定では金時桜子では無く、サマンサという名前になっていた。これはシナリオでもそう書かれていて、サマンサ表記のままの設定資料も存在する。セデューサと揃えていたということか?


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8話シナリオより

また、金時堂と桜子の様相も微妙に違う。以下、シナリオから。


ビルの谷間にある小さなお店。

和菓子カフェ金時堂。お洒落なカフェと甘味処が合わさったような店。4人掛けのテーブル席2つと5人駆け(ママ)のカウンター席を配している。カウンター内に店主サマンサがいる。サマンサはソバカスだらけで、化粧っ気のない女の子。白い割烹着に三角巾の装い。 


となっていた。桜子さんはまさに地味&地味なキャラだったのだ。描写が無いため、メガネすらかけていない可能性もある。また、カフェの一面も持っていたということで、4話でももこにケーキを届けているのもこれで納得できる。
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こちらはPPGZのキャラ対比表だが、この中に不思議なキャラクターが存在する。

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誰だこれは?

初期も初期は、キーンに合わせてこの人がサマンサだったのかもしれない。保健の先生が妖艶なセデューサに変身するというのもありそうな話だ。保健室に漢方をそろえた薬棚が置いてあったり、妙に凝っている部分があるのはその為か。単なる背景キャラで無く、もう少し重要な役どころであったとも考えられる。(あのチャイニーズ先生は好きだから問題ないけどね)ただ、金時堂自体はずいぶんと前から設定されていたようだし、機会があればこの辺りも調べておきたいところだ。


それから一ヶ月後の金時堂
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やってくる荘一郎。

緊張のあまりお茶を溢れさせてしまう
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「前から思ってたけどさ、桜子さんってきっと彼のこと好きだよね」
 
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「彼の方もまんざらでもないと思います」

恋愛話には目のない二人がヒソヒソと密談。


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「ふたりとも赤くなっちゃって」
「可愛いですわ」
 
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「出た~、また始まったよ、必殺、恋話がよ!興味ねー、つまんねー」

色恋沙汰は苦手という、一心太助みたいな男の中の男。そして店内ではしっかり帽子をとるかおる。


「お茶のお代わりいかがですか?」
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「桜子さん、彼、素敵ですよね~」

思わず荘一郎の方を見やる。

「彼、桜子さんとお似合いなんじゃない?」 
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ももこの言葉に、あの人はセクシーなミス・ベラムが好きなのだと返す

 

「桜子さんもメイクして、オシャレすればセクシーでセレブって感じになりますよ」
「そうそう」

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「ダメよ、化粧なんかしたらお菓子に匂いが移っちゃうし、指輪なんて…動きやすいこの格好じゃないとね」


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どこか寂しげに、そそくさと湯呑を片付ける桜子

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「よし、こうなったらあたし達が桜子さんの恋を叶えてあげよう」
「賛成でーす」
「やっぱりなぁ、そう来ると思った」


二人の勢いと対照的に、全くやる気のないかおる。


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命題は事情によりオシャレの出来ない桜子にどうオシャレさせるか

 

ホニョホニョと考えを伝えるみやこ

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「じゃあ、その作戦で行きましょう!」

どうやら算段はまとまったようだ。意気揚々と金時堂をあとにするももこ達。

「余裕見せて、クリームあんみつ食べていられるのも今のうちだからね」
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「ああ!帽子返せ!俺はカンケー無ェだろ!」

ももこがかおるの帽子を持って出て行くお茶目ぶりはシナリオにはなかった描写。


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夕暮れの街を買い出しに歩く桜子

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(あ…ミス・ベラムが持っていた口紅と同じ…)

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みやこらの言葉を思い出す


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口紅を見つめ目をうるます桜子に店員が声をかける

「どうです?お試しになっては?」

躊躇しつつも鏡の前に座る桜子。


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店員により口紅が塗られる

その瞬間、桜子の鼓動が高まり…

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黒いオーラが身を包み、形相が変わる


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そしてモンスター・セデューサに変身

よく見るとBGもヘビなんですね。女の情念が産んだモンスターということで、例えれば般若みたいなものか。姫子と同じく、きっかけはあるにせよ自らの意志で変身するのではないところが面白い。

パワパフZもパイロットでは武器がそのまま変身アイテムになっていた。つまり姫子や桜子のモンスター設定はその時期の設定を引きずっているものだと考えることもでき、白い光と黒い光はまさしく表裏一体だということか。しかし女性モンスターは起爆剤的な小道具が用意されてるのが多いですね。例外はオカマっぽいミッシェルか…女性ホルモンが関係でもしてるのかね?

 

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セデューサ設定

変貌した姿に驚く店員
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一瞬で老人に化けてみせるセデューサに怯える


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一番上はクレヨン王女っぽい

メイクで変幻自在。体型をも変えることが出来る。『ゴージャスアイリン』みたいですね。

「じゃ、貰って行くわね」
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「フフッ、誰よりも美しくセクシーになってやるわ。それには完璧なコーディネイト、指輪、ネックレス、ハイヒール、そしてセクシーなドレスがいるわ!」


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まずは高級靴店HIRAKAMO(フェラガモのパロディ)から店員に化け、靴を奪う


続いて宝石店では警備員に化け、ルパン方式で商品を盗み出す
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「あとはセクシーなドレスね。今晩暗くなってから頂くとしますか」



金時堂を訪れるももこ達
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「なんかこの店…化粧クセーな」

かおるの言葉にカチンと来つつも、桜子の身を案じる荘一郎に迫るセデューサ。 


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「桜子なんてどうでもいいじゃない。それより私とデートしましょうよ」

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強引な誘惑に思わず逃げ出す荘一郎

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「私のセクシーさが足りないのね、やっぱりドレスが必要だわ」

ヘビも困り顔になってたのがカワイイ。


桜子への贈り物を製作中の三人。 
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裁縫が苦手らしきかおる。早速針で指を突き涙目に 
 
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そこへ市長からの連絡が入る

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ベラムに見られないように慌てて隠す。帽子も使ってるのが演出行き届いてる感じ

昨夜の窃盗事件について報告。


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「どれも変装が得意な犯人の仕業とか」

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「人間離れした変装、犯人はモンスターじゃないかと思うんだ」

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「他に犯人の手掛かりは?」

防犯カメラの映像を見せられると、ピーチが黒いオーラを確認する。 


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「しかし、どうしてピーチがモンスターに気がつかなかったんだろう?」

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ぶりっこ犬の可愛さアピール

出動要請を受けたものの、ピーチも居場所を感知出来ないのでは手の打ちようが無い。

「わたくしも犯人を見つけ出す手立てが思いつかなくて、午後の休み時間の楽しみ、金時堂も我慢して考えたんですが」

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「金時堂…」

ベラムの言葉に何か引っかかるものを感じたみやこ。昨夜盗まれたものの確認を要求。

 
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「これって、金時堂のセデューサさんが身につけていたものと同じものですわ」

早速、皆で金時堂を訪ねる。

戸を叩くかおるの「セデューサさん」ですでに笑いましたが最後までお楽しみください。


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「盗まれた新色の化粧品やハイヒール、貴金属の系統からですと…私的にはピンクジャガーのドレスでコーディネート」
 
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「バッチリ決めたいところですね」

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「てことは」
「次はピンクジャガーのドレスが狙われるってこと?」
「ええ、間違いありません。ピンクジャガー以外のコーディネートなんて考えられません!」

盗まれた物の種類と嗜好から答えを導き出す。ファッション好きという設定をちゃんと生かしての名推理。実にいいシナリオである。

そして駄犬最後のご奉公となる変身! 


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次の標的となるであろうピンクジャガーの警備にあたる

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みやこの読みどおり、すでにセデューサが潜んでいた

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「パワパフZがいるとなると面倒ね、キチンと作戦を練らなければ」


早速張り込みに移るパワパフ連
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植え込み、正面ビルの屋上、そして店内を監視と備えは万全だ 



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暗くて一人じゃ怖いと、バタカの元へやってくるブロッサム

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「確かに星も出てねえ暗い夜だな、こう暗いと黒いオーラも見えにくいから参るぜ」

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「とにかく相手は変装の名人。たとえ誰であっても、店に近づく人がいたら捕まえちゃいましょ」

そのとき近くの植え込みから物音が。怯えるブロッサム。


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出てきたのは何とバブルスだった

拘束されたバブルスに慌てて駆け寄る2人。


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縄を解きながらも、なんだか訝しげな様子のバターカップ


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「私が油断していたために、まんまとやられてしまいましたわ。犯人はドレスを盗んで向こうに逃げて行きました」 

さっそく追跡を開始しようとした矢先、バブルスが足の痛みを訴える。


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「犯人との格闘で足を捻ったみたいですわ。」

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「私に構わず早く犯人を追ってください!早く!」

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「うん、わかった…」

やはり、何か釈然としないものを感じつつもその場を去る。

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「フフ…ちょろいものね」

次はバブルスからバターカップへと変装。 

 
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ドレスを袋に積めて移動させると言い出すバタカに疑念を抱く


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どうにも不信を感じバタカに近づくと…

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「あ…お化粧の匂い…!」 
 
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「…え?」

そしてほとんど同時にバタカも気づく。

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「ああ…!化粧の匂い!」

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「え?」

ピーチを持って飛んでるというのも珍しいカット。

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「バブルスを助けた時、なんか違和感があったんだ。その原因が分かったぜ」

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「じゃあ、あのバブルスはセデューサ!」

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「あ!バブルスが…」


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「…あなた、バターカップではありませんね」

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「あなたからはお化粧のにおいがプンプンします。バターカップがお化粧するわけありません!」

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「な、何言ってんだよ」

しらばっくれる偽バタカ。だが…


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「何言っちゃってんのはあんたの方よ!」

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「化粧の匂いでピーチがモンスターを感知できなかったなんてねェ、ただ、その化粧の匂いであんたの変装はバレバレよ」 

涙目で怯えていたのと同じ人とは思えない、この余裕!この不敵な面構え!女児ものヒーローが登場シーンでこのような表情を見せたことがあっただろうか。バタカの腕組みといい、完全にアウトロー系ヒーローのそれである。なお、シナリオではこのあとに、

「そもそも店にいたはずのバブルスが茂みから出てきたのがおかしかったんだ。それに、パワパフZのパワーなら手足縛ってたロープも簡単に引きちぎれたはずだもんな、完全に騙されたぜ」

という、駄目押しとも言えるバタカのセリフが用意されていた。


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追いつめられた偽バタカが正体を現す


「さすがパワパフZね。正体がばれたからには仕方が無いわ」
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放たれた蹴りをガードするブロッサム


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モジョのスーパーツイスターと似ているがこちらはドリル的な能力のようだ

攻撃をかわすバブルス。セデューサはそのままハンガーラックに突っ込む。

「あ!ドレスが!」
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攻撃に巻き込まれ、散らばった洋服を片付け始めるバブルス

これ以降は終始、洋服集めに専念する。

珍しくピーチも戦闘に参加
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闘牛のようにヒラリと躱される

シナリオではこの後、ラックに突っ込み洋服を散らばらす見せ場があったが無情にもカットされている。


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逃げまわるセデューサを追いかけるバタカ達

只でさえ狭苦しい店内で動きが制限される中、セデューサの素ばしっこさに苦戦を強いられる。

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さらにドレスを撒き散らし、パワパフ達を翻弄


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攪乱のためになおも洋服をばらまき続ける

さすがに我慢できなくなり、叫ぶバブルス。

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「もっと丁寧に扱って!そのレースは繊細で弱いんです。コサージュが壊れちゃいます」
 
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「もう大変!」

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セデューサそっちのけで服を拾い集める。

シナリオでは

「そのドレスにパンチはダメ!(中略)キック禁止!」

と、更に注文が細かかった。


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バタカもひるむほどの強烈なヒールキック


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カッコよく身構えるブロッサム
 
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太股が眩しい

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「クリームあんみつヨーヨー!」

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しかし渾身の一撃もあっさり避けられる

使用しているのは八つ裂き光輪並に危険な、オーラカッターを纏った本気モードのスピニングヨーヨーである。しかし糸が伸びきって戻るときにはヨーヨーのオーラ消滅するのね。さすが描写が細かい。


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さんざん手こずらせたが最後はイチコロ

自分から当たりに行った感のあるダウン。シナリオから補填すると出入口から逃亡しようとするのを見越してバタカが待ち構えていたということだったようだ。

この回は、一連の流れも必殺っぽいのだが、特に殺陣は『仕置人』11話を意識していたのではないかと思うところがある。あちらも鉄・錠コンビが余裕しゃくしゃくで登場し、講釈を述べる。浴場とショップ内という特殊な舞台、相対する鬼岩とセデューサの、動揺から一転しての強敵ぶり。逆転自体は比較的あっさりしているのもよく似ている。


『仕置人』11話、殺しのシーン
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最後は鉄に全身の骨を外され湯船に沈む

これはもう個人的見解どころか、必殺ファンとしてのカンでしかない訳だが、村山には余罪があるし、「オマージュではなく構成を持ってくる」と語っていた彼の脚本なら、充分あり得ることだ。前半にあったかおるの「必殺、恋話」というセリフも何をかいわんやである。

また、ここで『必殺』に触れたから言う訳ではなく、確実にパワパフZは時代劇の味わいを隠し持っている。これは時代劇好きのスタッフが集まった結果だったのかもしれない。そもそも″出ましたっ!″というタイトルの付け方も″ご存じもの″っぽいしね。PPGZ制作以降、石黒は主に時代物ばかり手がけるようになり、東映も『ねぎぼうずのあさたろう』や『シンケンジャー』を製作する。東映自体がどこか時代劇へ懐郷の念を抱いていたのではないだろうか。


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セデューサの正体が桜子であったことに驚く一同


「目が覚めてショックを受けるといけない。今のうちに金時堂に運んであげなさい」
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「品物も全部、元の店に返しておきます」

それからしばらく経っての金時堂。

ももこたちの贈ったエプロン等を着た桜子
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「ミスベラム、残念ながら勝負はもらったわ」
「勝負ってなんですか?」

シナリオでは「勝負って何よ?」と返しており、職務以外だと普通の大人の女性という感じになっていた。

桜子の姿を確認し、駆け寄ってくる荘一郎
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事情を聞き安堵する


「昨日一日、桜子さんの顔が観られないだけでもう、辛くて寂しくて…」 
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告白も成功し相思相愛のベストカップル誕生

 
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「ミス・ベラムなんて全然タイプじゃないよ」の言葉に少しイライラ? 


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「セクシーだろうがなんだろうが関係ない、ありのままの桜子さんが好きなんだ」

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「私のクリームあんみつはまだかしら?」
 
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満足顔の三人と少々不服気味のミス・ベラム


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メデタシメデタシ

シナリオ版だとラストはこんな風だった。


のろける笑顔の2人、見守るももこ達。しかし、どうにも腑に落ちないミス・ベラム。クリームあんみつをガツガツ食べだす。
ミス・ベラム「何か、感じ悪いわ」
サマンサと壮一郎の笑顔。



今回はストーリー展開があまりにまとも過ぎて、ファンを大いに驚嘆させ戸惑わせた。不満点は、殺陣にパワパフZのテーマが使用されなかったこと。しかしあれは通称・処刑用BGMと呼ばれる『北斗の拳』の〈テーレッテー♪〉と使いどころは同じなので、最後のハンマーの一撃までは、ほとんど劣勢だった今戦闘に使われなかったのは正しい判断だったのかもしれない。 


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桜子・プレゼント姿の設定

本編ではいきなりこのファッションを披露していたが、シナリオには渡すまでの描写があった。以下、抜粋。


サマンサが仕事復帰している。
ミス・ベラムはいつもの席でクリームあんみつを食べている。
と、ももこ達が紙袋を持って入店。
サマンサ「いらっしゃい」
みやこ「サマンサさん……気分はどう?」
サマンサ「? 元気ですよ。そういえば、ここ数日の記憶が曖昧ですけど…」
やっぱり、という顔で目を合わせる三人。
かおる「あ、あはは…そういうこともあるって」
みやこ「そ、そうですよ」
サマンサ「?」
ももこ「それよりサマンサさんに今日はプレゼントがあります!」
みやこ「どうぞ」
サマンサに紙袋を渡すみやこ。


ラストシーンの間が少々長めに感じられるのは、この部分をばっさりカットしたからだろう。そして桜子にプレゼントされた物も本編とは全く違っていた。またまたシナリオから抜粋。


サマンサが厨房から出てくる。美しい虹色のグラデーションで染められたステキな割烹着を着て。フリルも入り、襟首のカットもオシャレなハート型のカーブを描いている。そして、割烹着とお揃いの色でコーディネートされた三角巾血、首に巻くスカーフ。


という、完全なフルモデルチェンジが行われていた。なぜ改訂されたかというと、子供が作れる範囲に抑えたということだろう。〈あくまでも子供番組〉それが石黒監督のこの作品に対する姿勢で、最終回まで首尾一貫しているが、それに逆らわんとするスタッフとのせめぎあいが、いい意味で作品に滲み出ていて、そこが『パワパフZ』の魅力の一つでもあるのだ。

さて、最後は宍戸留美の歌う、この素晴らしい曲でも聴いてお別れしよう。聴きようによってはセデューサ的な歌詞でもある。





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